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長月、彼岸の頃
夕暮れに、稲の歩みを、思いだし
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農薬も化学肥料も使わず、そしてまた有機肥料も使わず、よく雑草や昆虫と仲良くし、病害にもならず、台風にも負けず、晩秋の陽と風に穂をさらして籾を乾かし、稲は最後の努めをゆっくりと果たしていきます。本当に、本当にご苦労さん、大切に一つ残さずいただきますよと手を合わせ。
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